ヘミングウェイコーヒーでいつものように朝食を取っている芹沢理一(妻夫木聡)に、一坂進(温水洋一)が話しかける。間近に迫った卒業検定に不安を持つ一坂の問いかけに理一が答えていると、牧野衣咲(深津絵里)と小池実乃(広末涼子)が現れた。2人のペースに嵌るまいと席を外そうとする理一だが、時すでに遅し。つかまってしまった。早速、衣咲と実乃は一坂に対して“秋葉系”だの“おたく”だのと失礼な言葉を連発。ところが、一坂には婚約者でもある恋人がいることが発覚。え、この人に…? 衣咲と実乃だけでなく、理一まで唖然。
店を出て、バイクに乗ろうとした理一に衣咲がビデオテープを返す。理一の卒業制作映画が収められたものだ。さらに、何か言いたそうな衣咲の様子に理一が問いかけると、英介(藤木直人)は元気か、と尋ねてきた。理一が怪訝な顔をしていると、衣咲は広瀬歩美(小林麻央)との関係に話題を変えた。すると今度は理一が、返事もそこそこに走り去ってしまう。
そんな夜、噂の歩美は合コン中。歩美の彼氏を詮索しようとする相手の男たち。すると、友人の小倉早苗(池田香織)が歩美には3年間想い続けている男がいると言い出す。その矢先、歩美の携帯には、英介からの着信があり…。
一方、本社に出勤した衣咲は、キッズブランドの出店計画を、現在の店長の業務と並行して進めるよう、部長の小野田幸太郎(浅野和之)から指示される。また、一緒に打ち合わせに出ていた八嶋優太(小泉孝太郎)は、営業担当として衣咲と行動するよう命令されてしまう。
夜、『夢の蔵』では、愚痴る八嶋を衣咲が