柴田竹虎(小池徹平)は、少年刑務所の服役囚・伊能孝義(姜暢雄)らの脱獄計画について明かされる。伊能らは脱獄後、落合建夫(橋爪遼)と会う段取りになっているとも話し、結局、竹虎も計画に参加することに。
その頃、宝生美月(大後寿々花)は、一命は取り留めたものの意識が戻らない白豚(塚地武雅)の病室にいた。
また、藤木小次郎(藤木直人)は、千葉さくら(真矢みき)に呼び出され白豚の事件についての事情聴取を受けていた。落合の犯行だと確信するものの証拠がない小次郎は、いらだちを隠せない。
翌日、竹虎は河東学人(大東俊介)から、実は伊能が「鬼神」かもしれないと聞かされる。河東は「鬼神」として捕まったが、実は河東が名乗る前から「鬼神」は存在しており、そのオリジナルが伊能かもしれないというのだ。
同じ日の夕方、伊能らは明日決行する脱獄について話し合っていた。そんな折、看守から明後日の予定だった外壁の工事が明日に変更になったと聞かされる。工事が入れば、壁に開けた脱出用の穴が見つかってしまう。となれば、今夜しかない。しかし、外塀を乗り越えるために必要なカマは、明日の農作業中に盗む手はずとなっている。そこで、食中毒を装い医務室に運ばれた竹虎と若林(杉浦太雄)が、カマの代用品を物色することに。竹虎が見事に代用品を持ち帰り、いよいよ脱獄が始まる――。