深夜の公園へと駆けつけ、ベンチにひとり座っている香帆(久保田紗友)を見つけた伊織(佐野晶哉)。 自分を責めながらも10年連れ添った夫と別れることになったと告げる香帆に、 「香帆さんのことが好きです」と、伊織はまっすぐに告白する。 全てを自分で抱え込もうとする香帆に対して、伊織は「香帆さんが自分のことを嫌いになりそうなら、俺が好きにさせてみせます」と、一緒に住むことを提案。香帆は「部屋が見つかるまで」と、伊織の厚意を受け入れることに。 翌朝、香帆が自宅へ荷物を取りに戻ると、真也(長谷川慎)はおらず、ベッドの上には女性ものの下着が…。香帆は目をそらすように荷物をまとめると、真也と暮らした日々に別れを告げ自宅を出る。 「今までありがとう。私のものが残っていたら捨ててください」。 浮気相手のアカリ(川津明日香)と新たな生活を始めていた真也だが、香帆からのメールを見て苛立ちが募る。 夫婦生活に終止符を打ち、編集担当の川角(円井わん)から短編小説の連載依頼を受け、新たな人生を歩み始めた香帆。伊織の広い自宅で2人の“共同生活”が始まる――。