千成神社のまつりの、休憩時のおむすびは、 毎年壱升庵がつくる事になっている。 200人分、600個のおむすび。 牧野商店で祭り用の米を調達し、米をたくための藁も準備済み 神輿担ぎのセミプロの男たちが町にやってきているが、ガラが悪くて評判が悪い。 男達は、おせんに神輿にのれと詰め寄ってきた。 飯を炊く担当のテル子は、魚沼東中学校時代のの同窓会に行くが、 仕事で飯を炊いていると言ったらみんなに馬鹿にされ、途中で抜けてきてしまった。 店先で写真を撮る怪しい男。 男はテル子の同級生で、食べ物関係の雑誌編集者の藤木だった。 同窓会でのテル子の話を聞いて、おいしいご飯のことを知りたいとやってきた。 壱升庵の隠れ献立「ことこと飯」を堪能する藤木。 雑誌には載せないと約束するが、ブログに載せてしまった。 ご飯を注文する客が増え、燃料の藁が足りなくなってくる。 祭り用の藁もないかもしれない。 珍品堂に車を出してもらって、テル子の実家に藁をとりに行くが、 途中で車の調子が悪くなってしまう。 今だけ違う燃料でとみんなに言われるが、 そうしようとはしない おせんが姿を消す。 翌朝、おせんに頼まれた神輿担ぎの男達の車で、藁が運ばれてくる。 藤木も徹夜で農家から藁を調達してきた。