新海元一(織田裕二)は、日藤物産の最終面接を通過し、インターンシップ・プログラムに採用された。6週間は無給だったが、息子の光太(田中奏生)のためにも期間内で成果を上げ、正社員を目指す元一は、雑用などもこなしながら日々奮闘していた。
一方、光太は、友だちのえりな(小林星蘭)が自転車を買ってもらったことを知る。その際、自分も自転車を持っていて、もう補助輪なしでも乗れると言ってしまった光太は、元一に自転車を買ってもらおうとするがなかなか言い出せなかった。
ある日、元一は、妻の紗世子(鈴木杏樹)と会うため、彼女からもらったネクタイを締めて喫茶店に向かう。着ているもので元一の変化を読み取る紗世子。その紗世子も、以前とは違い、きちんとした格好で、髪も化粧も整っていた。そこで紗世子は、元一に離婚届を差し出し、光太は自分が引き取る、と告げる。
元一は、離婚の意思が固い紗世子の思いを知り、ぼう然となる。インターンシップ・プログラムの採用者には通常勤務以外の課題も与えられるため、元一は気持ちを切り替えて仕事に臨んだ。元一は、生活費を稼ぐためのアルバイトや、会社からの課題の準備に追われ、なかなか光太の面倒を見てやれない。
そんな折、元一のもとに家庭裁判所からの封筒が届き…。