新海元一(織田裕二)と光太(田中奏生)親子は、早坂美月(長谷川京子)の好意で、一時的ではあるものの彼女の家に身を寄せる。あくまで居候という自分たちの身分を忘れ、冷蔵庫にあったローストビーフや高級ジュースに目を奪われた元一と光太は、少しだけつまむつもりがつい食べ過ぎてしまう。帰宅した美月から、子どもがルールを破ったら親がしかるのが普通の親子なのに、と怒られた元一は、改めて父親の難しさを痛感する。
元一は、美月と岸田史顕(八嶋智人)が勤める日藤物産のインターンシップ・プログラムの面接を受けつつも、光太との生活を軌道に乗せるため就職をしようとハローワークに通う。しかし、応募をしても面接すら受けさせてもらえないありさまだった。
そんな折、日藤物産から最終面接の連絡がくる。元一は、日藤物産社長の福原(市村正親)も同席した最終面接で、18年間研究を続けたが成果が出ていないこと、妻の紗世子(鈴木杏樹)が出ていき、住む家すら失ったことなどを正直に話す。が、役員たちの反応は冷たいもので…。