空腹で腹の虫が鳴りやまない久太郎。玉之丞も恨めしそうにみゃあみゃあ鳴いている。 出くわしたのが、随分と身なりの良い孫三郎。金になる仕事を見つけたと、袂から大量の小判を見せつける。 と、玉之丞の様子がおかしい事に気づき、お七の元へ急行。 玉之丞のお腹の中に虫がいるかも知れないというお七の見たて。薬を飲ませないと、命が危ないという。 しかし必要なのは、3両もする相当高価な薬。 背に腹は代えられぬと孫三郎に金のなる仕事を紹介してもらう事にした。