澪(黒木華)が発案した「とろとろ茶碗蒸し」が、江戸の料理番付けに載った。しかも堂々の関脇だ。長年の夢がかなった種市(小日向文世)は涙を流して喜んだ。しかし、評判をとったはずの「つる家」では急に客足が落ちる。つる家のとろとろ茶碗蒸しを真似た店が出てきたのだ。その店の名は「登龍楼」。料理番付けで大関をとった一流店だ。その事に我慢がならない芳(安田成美)は登龍楼に客として入り、とろとろ茶碗蒸しを一口食べる。と、そのまま調理場に駆けていき、料理長に文句を言う。澪が苦労して生み出した合わせ出汁を、そっくりそのまま真似たのが許せなかったのだ。しかし料理長からは言いがかりだと突き飛ばされ、怪我を負ってしまう。