四人の少年を連れてヴァリニャーノは信長に会いにいく。日本の王が送り出した使節であるというお墨付きを得ようとしたのだ。まだキリスト教を信じていないと言うマンショに「旅に出よ、海の向こう、見知らぬ国へ行って参れ」と命ずる信長。信長から託された金屏風と共に、少年たちは遙かローマへの長い航海へと出発する。