間もなくクリスマスというのに、シズク(木村佳乃)とキイコ(小雪)は、二人で死ぬ決心を固めた。それを知ったアユム(反町隆史)は、どうにかして心中を食い止めようと心を砕く。サダ(りょう)は、それより、ゴウ(唐沢寿明)の正体を突き止めようと提案する。そんな中、ゴウは松方専務(段田安則)一族と和歌山副社長(石山雄大)派の次期社長争奪戦を楽しそうに操り、ついにその争いに終止符を打つべく動き始めていた。松方親子追放をもくろむ副社長らに社外の株を集めるよう指示する一方、松方専務には副社長らが社長解任に動いていることを伝え、その前に臨時役員会議を開き、社長に就任するよう指示する。松方専務側も副社長側も見事に掌握したゴウ。しかし、彼の目的は会社を乗っ取ることではなかった。彼は本来の目的を達成するため動き始めた。秘書の間を飛びまわり、心の奥の傷を暴いては、弄んぶゴウ。シズクには「お父さん、いることにしてもいいんじゃない」。キイコには「太ったんじゃないかなダイエットした方がいいよ」。アユムにも「親を捨てていいのかな」。リリ(伊東美咲)には「ミヤビを取り戻すためには強硬手段でしょ」。さらにミヤビ(西田尚美)には「君は愛してくれた人を傷付けたでしょう」・・・。秘書たちの心は徐々に崩壊していきはじめた。