横浜の本倉高等高校。突然に起きた激しい揺れが収まった。たまたま校庭にいた花屋の店員・結花(常盤貴子)は思わず、教師・暁生(窪塚洋介)にしがみついていた。 教室も騒ぎになるが、教室の中にいた大友(山下智久)や高松(山田孝之)らの生徒たちには何が起きたのか分からない。しかし、携帯電話は圏外になり、テレビやラジオ、公衆電話も使えなくなっていた。これは地震の影響なのか? 様子を探ろうと学校の外に出た生徒、教師たちは、眼にした光景に唖然とする。 一方で学校には、住民や生徒の親、結花の父・重雄(大杉漣)らが駆け付けた。テレビ局のレポーター・中沢純子(石橋けい)等の報道陣、野次馬もいて、辺りは騒然としている。やはり、学校に何か異変が起きたようだ。 その頃、寿司屋の見習い・藤沢隆太(妻夫木聡)が約束の公園で結花を待ち続けるものの彼女は姿を見せず、寂しく立ち去る。 そんな中、女教師・関谷(中島宏海)だけは、何故かこの事態を一人で喜んでいる。 これが結花と暁生たちの、愛と勇気と冒険の日々の始まりだった。