学校が消えた跡地では、報道陣や野次馬も集まり一大事件になっている。警察や消防による現場検証も始まった。 一方、消えてしまった本倉高校では、異変が起きてから初めての夜を迎えていた。不安が募る生徒たち。結花(常盤貴子)と教師・暁生(窪塚洋介)は先頭に立ち、生徒たちと、生きる為にすべき事の役割分担を決めた。 だが、女教師・関谷(中島宏海)は校内の食料を独り占めにして、それをエサにみんなを自分の言いなりにしようとしている。教師・若原(中丸新将)の発案で、先ずは周囲の状況を把握しようと、結花と高松(山田孝之)も一緒に車で探索に出る事になる。 その途中、松葉杖を突いた本倉高校の制服姿の少女・西あゆみ(赤咲伶奈)が、一人で歩いているのを発見する。彼女は、ただひたすら山梨に向かって歩いていたと言う。その探索の旅の果てに、何と結花が命を狙われる事になる。絶体絶命の大ピンチに、助けを求めて声を上げた結花。 深夜―。店の片付けをしていた隆太(妻夫木聡)と、床に就いていた結花の父・重雄(大杉漣)は、結花が助けを求めて苦しむ声を聞く。家を飛び出した重雄が向かった先は、横浜の・・・とあるホテルであった。