ある夜、ビデオ店で夏美(夏川結衣)に遭遇した信介(阿部寛)は、その帰り道、夏美が不動産屋の前でマンションの物件を物色しているところを目撃する。信介に「2LDKか。独身のままでもいいし、万が一結婚しても一緒に住める」と言われた夏美は「万が一ってどういう意味でしょうか」と言い返す。 次の日、育代(草笛光子)が夏美の診察を受けにやって来た。実は圭子(三浦理恵子)に「早坂先生はどうなの?」と言われて以来、夏美のことが気になり、偵察にやって来たのだ。夏美を気に入った育代は、「あの子、私に似てシャイなものですから、なかなかいいご縁がなくて…」と言うと、信介が載っている雑誌の切り抜きなどで散々信介のことを宣伝すると、2人が会う機会を作るためにわざと扇子を置き忘れて帰ってしまう。 一方、叔父が払ってくれていると思い込んでいたマンションの修繕積み立て費を滞納したみちる(国仲涼子)は窮地に立たされていた。マンションのエレベーター前で偶然一緒になった信介にみちるは愚痴をこぼしてしまう。そんな中、みちるは英治(塚本高史)に頼まれて、摩耶(高島礼子)の部下で英治の恋人、沙織(さくら)と会うことになった。沙織の誤解は解けたものの、英治はいつもと様子が違うみちるのことが気になってしまう。 その頃、信介と夏美も喫茶店で落ち合っていた。だが、夏美が肝心の扇子を持って来るのを忘れてしまった。せっかくだからお茶でも…という夏美に、育代の作戦に気づいている信介は「ここでお茶飲むとオフクロの作戦通りなんで」と言い放ち、さっさと帰ってしまう。夏美が呆然と信介
Name | Type | Role | |
---|---|---|---|
Masaya Ozaki | Writer | ||
Komatsu Takashi | Director | ||
Ueda Hisashi | Director | ||
Yoshishige Miyake | Director |