とある高校の同窓会で、一際注目を集める美女・橘みやび(中谷美紀)39歳。青山で美容皮フ科クリニックを営む開業医。美しさも社会的地位も手にした一流の女。高校時代から高嶺の花だったみやびに群がる同級生たち。だが、みやびが「独身」で「彼氏もいない」と知ると、場の空気は一変。口々に励まされてしまう。 その夜、みやびは独身女友達とのグルメ女子会へ。完全紹介制の和風割烹「とくら」で、同窓会で会った男を酒の肴に言いたい放題。こだわりの料理もそっちのけでお喋りに夢中になるみやびたちに、ついに憤りが限界に達した店主・十倉誠司(藤木直人)が口を開いた。丹精な顔からマシンガンのように繰り出される毒舌の数々。 「結婚できない女の典型だ!」
十倉(藤木直人)から恋愛指南を受けることになったみやび(中谷美紀)は、まずは心に余裕を持つために、保険となる仮の彼氏=“仮氏”を作れと指示される。 だが、仕事が忙しい。はやくも恋愛への意欲が薄らいでいくみやび。そんな中、クリニックに高校の同級生・優里(平岩紙)がやってくる。みやびと桜井(徳井義実)の事をずっとお似合いだと思っていたという優里は、みやびの恋を応援する。 やる気を持ち直したみやびは、梨花(大政絢)と一緒にインドア・クライミングの“趣味活”に参加することに。そこでごくごく普通の会社員・石田(鈴木浩介)に出会う。梨花が言うには「合格圏内」だ。みやびに好意的な石田に、当然期待するみやびだがそれも束の間。石田から紹介状を書いてほしいと頼まれ…。ツテ扱いされ落ち込むみやびに、十倉は「“3つのション”を男受けに変えろ!」と指示する。
十倉(藤木直人)の教えで“仮氏”を作ろうとしたみやび(中谷美紀)へ、知り合ったばかりのサラリーマン・石田(鈴木浩介)が交際を申し込んできた。しかも「結婚を前提に」! だが本命はあくまでエベレスト男子・桜井(徳井義実)。十倉曰く「エベレスト登頂のための高地トレーニング」を積むため、みやびは少し申し訳なく思いながらも、石田と付き合うことにする。 会社で「ミスターアベレージ」と呼ばれているという石田は、何から何まで見事に平均的。梨花(大政絢)から「“普通”がいかに貴重か」と背中を押され、みやびはとりあえず食事をしてみる。だが、いちいち石田の気に入らない部分が目に付いてしまう…。十倉の店で愚痴るみやびに、十倉はデートの極意を伝授する。その名「ライフ・イズ・ビューティフル」理論とは…?
十倉(藤木直人)が自分と同じマンションに住んでいると知ったみやび(中谷美紀)は、十倉の部屋に押しかけ、彼が年商35億の企業「グローバルダイナー」の元代表取締役だと知る。さらに部屋には離婚届が…!妻・千波(長谷川京子)が一人娘を連れ、家を出ていたのだ。みやびは千波が出て行った理由に気づくが、それを指摘する前に部屋から追い払われてしまう。 後日、みやびは十倉から呼び出されるような形で店を訪れる。やはり十倉、妻が出て行った理由が気になっていた。結婚生活の先輩として優里(平岩紙)も呼び、みやびによる女目線の恋愛指南が始まる。千波が出て行った理由、そして離れてしまった“女心を取り戻す方法”を教えられた十倉は…!?
諒太郎(瀬戸康史)から「結婚したいな、いつか」と言われたみやび(中谷美紀)。喜びをかみ締めるみやびに、十倉(藤木直人)は「いつか」ではなく「いま」結婚を目指せ!と叱咤。十倉に煽られ、みやびは結婚への意欲をこれまで以上に高める。 そんな状況を知らない昭子(夏木マリ)は、勝手にお見合いの話を持ってくる。しかしみやび、まだ昭子に諒太郎の事を話せず…。 一方、エリ(松井愛莉)のお腹にいるのが自分の子どもではないと知った桜井(徳井義実)は、まだ結論を出せずにいた。心配する池田(音尾琢真)たちと“とくら”で飲む桜井のある様子を見た十倉は、その夜、みやびを部屋に呼び出す。そしてみやびに諒太郎と桜井のどちらを選ぶか最終決断を迫り…。ついに、十倉による“理想の男と結婚する方法”の指南が開始される!
桜井(徳井義実)からの突然のキスに戸惑うみやび(中谷美紀)。だが、十倉(藤木直人)は、その時のみやびの対応に初めて合格点をつける。 諒太郎(瀬戸康史)とケンカをしてしまいどうしたらいいか悩むみやびに、十倉は新たな理論「AKKKNM理論」、「理想の男と結婚する方法その2」をみやびに伝授する。だが、桜井と諒太郎のどちらを狙うかで意見が衝突。みやびは自力で諒太郎との仲を深めてみせると宣言する。 そんな中、クリニックでは玲奈(平田薫)の結婚が決まり、諒太郎の働くカフェでお祝いをすることに。諒太郎に会えることを期待するみやびだが、そこでたまたま桜井と優里(平岩紙)に出くわす。みやびと桜井と諒太郎、はからずも一堂に会し…。