ベルボーイ牧原豪太の母、葉子は、かつて須久里が勤めていた老舗旅館のおかみである。葉子は旅館を売却する契約書の確認を豪太にするために宿泊していた。しかし、自分が継ぎたいと思っていた豪太にとっては寝耳に水の話である。その頃、塔子は俊介と美香の結婚式の打ち合わせに立ち会っていたが、美香の父、幸一が癌の再発で予定日までもたないとの相談を受けたが、予約がいっぱいで繰り上げはできない。そこで塔子は鷲尾に相談し、結婚式のリハーサルを行うことで、幸一に美香の花嫁姿を見せてあげることができた。その頃、結婚式をフォルモントで挙げた直樹と歩美の夫妻はて歩美の里帰り出産前に、記念に宿泊していた。しかし歩美が急に破水してしまうが、産科医である幸一と、宿泊客の急な出産の立ち合い経験のある葉子の介助により無事に男児を出産した。豪太は葉子に「自分が旅館を継ぎたいから」と売却の中止を願い、「豪太が無理に継ぐのが負担であろうから」と売却しようと思っていた葉子は売却をとりやめた。