ホテル専門学校の学生10名が2泊3日の宿泊研修でホテルフォルモントへやってくる。塔子は研修生たちを各部署へ案内するが、研修生・咲希の母が娘を案じて宿泊していることがわかり、咲希は研修生の保科に過保護だと揶揄される。研修生たちは各部署に分かれて研修を開始。咲希と保科はコンシェルジュデスクに配属されるが、ホテル経営に興味があるという保科は現場の仕事を見下したような発言や行動を繰り返す。研修2日目、客からの予期せぬ質問に答えを窮した咲希は、過呼吸の発作を起こす。咲希は緊張やストレスで過呼吸の発作を繰り返し、高校まで習っていたフィギュアスケートを断念した過去もあった。一方で、塔子は客を見下した態度をとった保科に激しく詰め寄り、ホテリエとしてのプライドを説く。研修最終日、咲希は塔子たちにホテルで働くことを諦めると告げるが、そんな折、フィギュアスケートの大会へ出場する娘の靴のエッジが朝の練習で欠けてしまい研磨師が見つからないと宿泊客の郁美が訴える。塔子は咲希を連れて郁美の部屋を訪れ研磨師として咲希のかつてのコーチを紹介、無事にホテルから出発させる。客の喜ぶ様子に自ら喜びを感じた咲希は、やはりホテルで働きたいと母へ告げる。また、塔子の言葉によってフォルモントスタッフのホテリエとしてのプライドに気づいた保科は皆に詫び、改めて勉強し直す決意を告げるのだった。