施設係の西崎のおじである、定食屋を営む古市は、離婚した妻に引き取られた娘の菜月にフォルモントのシェフだと嘘をついてしまっていた。西崎の頼みもあり、塔子は古市のウソがばれないよう協力する羽目になってしまう。鷲尾総支配人の許可のもと、レストランの営業時間外に、シェフ富永の調理した料理を古市が運ぶという芝居をうつことになったが、ウソをつき続けるのに耐えられなくなった古市は定食屋の人気メニューの肉ジャガコロッケを調理して菜月に出して、真実を告げた。しかし菜月は古市の作った料理が一番おいしかったといい、塔子が鷲尾に許可外の調理を咎められはしたものの、一件落着に。 その頃結婚式をとり行う新婦・宮間栞が客室に立てこもるという騒動が発生していた。実は妊娠したと思い老舗和菓子屋の御曹司の公彦と結婚することになったのだが、妊娠が間違いだったことを言い出せずにいた。栞は公彦が「妊娠の責任をとって結婚することにした」と思い込んでおり、公彦は「栞が妊娠したから仕方なく結婚する」と思い込んでいたが、塔子に背中を押されて、公彦はチェックアウトした栞をロビーで引き留め、改めてプロポーズした。