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All Seasons

Season 1

  • S01E01 太陽の子・夢は天下獲り!

    • January 7, 1996
    • NHK

    天文22(1553)年夏、主人の金を盗まれてさすらう身となった日吉は、仕官の道を求めて流浪する明智光秀と出会った。折りしも織田信長と斎藤道三が正徳寺で会見し、日吉は光秀とともに樹上からその模様を望む機会を得た。うつけの異名など露ほどもうかがわせず、鉄砲の威力を示して堂々たる信長の武将ぶりに、日吉は大いに驚き感服する。

  • S01E02 桶狭間の奇跡

    • January 14, 1996
    • NHK

    日吉に盗みの疑いがかけられた。信長の眼力で真犯人がわかったが、犬千代は日吉に罪を着せようとした犯人を、信長の制止をきかずに斬ってしまった。犬千代は信長の怒りをかって出仕停止を命じられ、おねとの婚約も破談になった。おねに熱い思いを寄せる日吉は、複雑で微妙な心境であった。信長は尾張統一を果たしたのち、今川勢との一戦を覚悟したが、柴田勝家や丹羽長秀ら重臣はその無謀を案じていた。

  • S01E03 運命の花嫁

    • January 21, 1996
    • NHK

    桶狭間の決戦での論功行賞で、日吉は情報を重視する信長の新しい戦法を知った。一方、敵の首を二つも取りながら帰参を許されなかった前田犬千代は、日吉の情愛と機知あふれる励ましに感動、涙を流す。信長は日吉をおねの養父、浅野又右衛門の配下とし、小者頭から足軽に取り立てた。「あと3年で侍大将になりますから」と日吉から求婚されたおねは「猿殿にこの私が魅かれるとお思いか」と悔しがった。

  • S01E04 黄金兄弟

    • January 28, 1996
    • NHK

    清洲城の崩れた石垣を3日間で修復すると大言したものの、秀吉には工事を急がせるための資金などない。思案しながら家に帰る途中、秀吉は旅の男と茶わんを競り合っている小竹に出会う。旅の男に関心を持つ小竹に、秀吉は普請の手助けを頼む。秀吉の仕事にかける熱情と真剣さに打たれたおねは大事な祝言の祝い金を夫に提供した。

  • S01E05 男の値段

    • February 4, 1996
    • NHK

    秀吉は、信長の命で蜂須賀小六とその一派の川並衆を味方につけるべく、説得に赴いた。そこには石川五右衛門と名を変えたがんまくがいて、信長嫌いの小六は五右衛門に秀吉を斬らせようとした。だが、折から竹中半兵衛が主君斎藤龍興の短慮を戒めて稲葉山城を奪ったとの報が入り秀吉は危機を逃れ、かえって五右衛門の案内で、すでに隠棲していた半兵衛の草庵を訪ねることができた。

  • S01E06 一夜城

    • February 11, 1996
    • NHK

    秀吉は墨俣の一夜城築城のため蜂須賀小六らを配下にしたが、おねが守る家には一粒の米もない。金策に出た小一郎は、露店で千宗易と会い、連れ立って帰ってきた。秀吉は信長から「東美濃の地で2000貫加増」の書状を与えられる。それを信長の信頼と読み取った秀吉は感激した。そんな秀吉に、宗易は信長と同じく将来の期待を寄せる。犬千代は出仕停止の身ながら、木曽川上流の山中に入って秀吉に力を貸した。

  • S01E07 妻の秘密

    • February 18, 1996
    • NHK

    墨俣に一夜で城を築き、名を上げた秀吉は早朝、信長に呼び出された。おねから妊娠を告げられ、喜びを胸に登城した秀吉は、竹中半兵衛を味方につけるよう命じられた。無用の流血を避けて美濃を攻略するには、半兵衛の力が必要との信長の判断からであった。信長は千宗易に茶をたてさせてふるまい、「お前が死んだら、おねの子はわしの子にしてくれる」と危地に赴く秀吉を励ました。

  • S01E08 知らぬ顔の半兵衛

    • February 25, 1996
    • NHK

    秀吉に仕えることになった竹中半兵衛が、ようやく墨俣城に入った。永禄10(1567)年正月過ぎのことである。そのころ、後に秀吉最大の好敵手となる明智光秀は越前朝倉家にあり、母の美、妻ひろ子とともに世に出る機会をうかがっていた。半年がたち、夏となった。斎藤家の重臣、美濃三人衆を寝返らせることが急務なのに、半兵衛は動こうとしない。

  • S01E09 猿のかく乱

    • March 3, 1996
    • NHK

    秀吉は腹の虫が治まらない。信長は足利義昭を引き合わせただけで、光秀に4000貫もの知行を与えたのだ。だが、おねは家来を奮起させるための信長の手だと忠告する。あわてて登城した秀吉に、信長は近江の大名・浅井長政に嫁ぐお市の護衛役を命じた。秀吉と介添え役の柴田勝家とともに浅井の居城・小谷城に入ったお市は、長政のさわやかな武将ぶりに頬を染める。永禄11(1568)年、信長は義昭を奉じて上洛。

  • S01E10 浮気いたし候

    • March 10, 1996
    • NHK

    堺に2万貫の矢銭を提供させるため、秀吉は小一郎を従え交渉の矢面に立った。しかし、独立自治を誇る堺の豪商集団、会合衆はせせら笑い応じようとしない。やがて殺気立ってきたその場を千宗易がまとめ、2人を自宅に案内した。宗易は小一郎が持参した手土産の砂金を快く受け、秀吉兄弟と意気投合する。だが、会合集は岐阜の信長に9人の代表者を送り、矢銭拒否を伝えた。信長は怒り、その2人を斬り、7人を牢に投じた。

  • S01E11 絶体絶命

    • March 17, 1996
    • NHK

    秀吉は京都奉行の一人として、政治、経済の改革を断行する信長の下で懸命に働いていた。一方、信長の武力を借りて将軍の座を得た足利義昭は、政治の実権を握る信長への苛立ちを募らせ、信長を副将軍に任じて臣下の礼をとらせようとした。信長は怒るが、光秀の進言を入れ、将軍家の桐と二引両の紋所だけは受けることにした。

  • S01E12 比叡山焼き打ち

    • March 24, 1996
    • NHK

    朝倉攻めの敗走でしんがりを志願した秀吉は、九死に一生を得て生還した。信長は息つく間もなく出兵し、浅井・朝倉軍を姉川の合戦で破る。秀吉は京都奉行に加え、横山城の城番を命じられるなど信長の覚えもめでたかった。そんなとき、石山本願寺が突然挙兵。織田側は包囲されることとなった。信長は屈せず、またもや浅井・朝倉を攻めたが、両軍は比叡山に逃げ込んだ。

  • S01E13 極秘情報

    • March 31, 1996
    • NHK

    信長は比叡山攻めの功により、光秀に近江・坂本での築城を許した。織田家臣団最初の城持ち大名になった光秀に対しライバル意識を燃やす秀吉だったが、小一郎に「すこし休め。他人に小さく見られるぞ」と忠告され、前田利家とおまつの祝言の世話をするなど、余裕を見せる。祝言の席で秀吉は「羽柴秀吉」への改名を信長に願うが、おねに「ふさわしい手柄をたててからに」と諭され、それまで「羽柴」の姓は信長に預けられた。

  • S01E14 小谷落城

    • April 7, 1996
    • NHK

    横山城の秀吉はおねの突然の訪問にあわてた。身の回りの世話をさせているおかつのことを隠していたからだ。だが、おねはおかつの挨拶を穏やかに受ける。おねの訪問は浅井長政とともに小谷城にいるお市に会うためだった。お市の身を案じた吉乃の依頼によるものだったが、お市は夫・長政と運命をともにする覚悟を決めていた。元亀4(1573)年7月、足利義昭がまたもや信長に反旗を翻した。

  • S01E15 どくろの盃

    • April 14, 1996
    • NHK

    浅井長政が自害し、小谷城は陥落した。お市は4人の子を伴って城を後にし、兄・信長と対面した。茶々と初、小督の3人の娘はもちろん、長男の万福丸の助命を秀吉が約束したので、お市は生き恥をさらす覚悟で城を出たのであった。だが、信長は「戦の掟は曲げられぬ」と言い、秀吉の願いも聞き入れず、柴田勝家に命じて万福丸を殺させた。

  • S01E16 隠し子発覚!

    • April 21, 1996
    • NHK

    秀吉の身の回りを世話するおかつが秀吉の子を宿した。秀吉は喜びながらも、子が産めないおねの心を思い打ち明けられない。天正2(1574)年夏、信長は秀吉に、甲斐の武田騎馬軍と戦うため1000丁の鉄砲の調達を命じた。秀吉は今浜に新城を建設中で、そんな資金はないと訴えるが、信長は折からおかつが産んだ秀吉の子を抱いて現れ、秀吉をじらした。初めて見るわが子に相好をくずし、秀吉は勇んで任務にあたる。

  • S01E17 かあちゃんと母御前

    • April 28, 1996
    • NHK

    秀吉は琵琶湖に臨む今浜に居城を完成、長浜城と名づけた。その後、越前に一向一揆攻撃の先鋒として戦果を上げたが、これ以上女子どもを殺すに忍びないと陣中で口走り、信長の凍るような怒りに触れた。秀吉は播磨攻略に役立とうと、策士の小寺官兵衛を紹介するが、信長は秀吉には会おうとしない。秀吉は小一郎を堺の千宗易のもとへやり、宗易を通じて信長の意向を探ろうとまでする。

  • S01E18 切腹命令

    • May 5, 1996
    • NHK

    天正5(1577)年夏、秀吉は上杉謙信と戦うため越前にいた。しかし、軍議の場で総大将の柴田勝家と衝突し、勝手に戦列を離れてしまう。軍規に厳しい信長は激怒、秀吉を斬ろうとする。が、秀吉の子、秀勝が急死するという出来事があり、秀吉は帰城して沙汰を待つ身となった。悲しみの中、深い謹慎の意を表す秀吉だが、信長は許さず、前田利家を使者として切腹を命じた。

  • S01E19 父の家出

    • May 12, 1996
    • NHK

    天正5(1577)年10月、秀吉は信貴山城に反旗を上げた松永久秀を討ち、その功で織田家中一の武将として朱傘を許され、毛利攻めの総大将を命じられた。直ちに播磨の姫路城に入った秀吉は、小寺官兵衛から備前、美作の領主宇喜多直家の正室・お福、三木城主・別所長治に引き合わされた。懐疑的な視線を向ける長治に対し、秀吉は打ち解けた態度で接する。

  • S01E20 軍師の条件

    • May 19, 1996
    • NHK

    天正6(1578)年春、秀吉は1万余の軍を率いて播磨を目指した。信長にとって中国最大の敵・毛利輝元が播磨に向けて動き始めたからである。秀吉は姫路・書写山の本陣で尼子勝久、山中鹿介主従と会い、彼らが失った上月城を取り戻すと語った。だが、小寺官兵衛は「戦に情けは無用」と上月城を捨て、三木城の別所長治を討つ作戦を進言。

  • S01E21 命の重さ

    • May 26, 1996
    • NHK

    播磨の秀吉に、有岡城の荒木村重謀反の報が届いた。事実なら秀吉は前に毛利、背後に村重につかれ袋のねずみとなる。半兵衛は官兵衛を有岡城に送り、事の真偽を確かめさせたが、官兵衛は行ったきり戻らず、ともに謀反に走ったかと疑われた。信長は怒り、秀吉が人質として長浜城に預かっている官兵衛の子の松寿丸を斬れ、と命じた。信長の命令は絶対だ。秀吉は従うよりほかにない。

  • S01E22 母御前、はりつけ

    • June 2, 1996
    • NHK

    秀吉が毛利攻めの報告に安土城に赴くと、中庭に信長の御神体と記した石が置いてある。秀吉ら重臣は素直に石を拝したが、光秀だけは頭を下げず、自信満々で今後の天下統一への作戦を進言した。信長は「さすがに光秀じゃ」と笑い、織田全軍による丹波総攻撃の命を発した。秀吉は信長の光秀への信頼の深さを思うが、千宗易は信長が内心では光秀の慢心を怒っていると察する。

  • S01E23 半兵衛の死

    • June 9, 1996
    • NHK

    信長が和議を認めず、八上城の波多野秀治を斬ったため、怒った城兵は人質の美をはりつけにした。美は救出に駆けつけた秀吉や光秀の目の前で、光秀が天下を取ることを願いながら、敵兵の槍で何度も胸を刺され、無残な死を遂げる。美を見殺しにした信長はさすがに胸を痛め、「光秀、すまぬ」と謝るが、あまりにも冷静な光秀の態度に不快の色を見せ、扇で血が流れるほどに光秀の額を打ちすえる。

  • S01E24 左遷寸前

    • June 16, 1996
    • NHK

    秀吉が播磨から安土へ戻り、信長に命がけで対面した。信長は先に光秀の母を見殺しにし、いま信長を兄と思う家康の妻と嫡男を、武田に内通した廉で当の家康に殺させようとしている。秀吉はその冷酷非情を命がけで諫め、また、備前50万石の領土の保全を条件に、無断で宇喜多直家を味方につけ、許しを請うたのだった。信長はまんじゅうを太刀先に刺し、突きつけるほどに怒り「秀吉、しばらく顔を見とうない」と不快を表す。

  • S01E25 温泉に行きたく候

    • June 23, 1996
    • NHK

    秀吉の長期にわたる播磨攻めの功に対し、信長はおねを伴って有馬の湯で休養せよと命じ、その労をねぎらった。おねは胸を躍らせて旅の支度を整えるが、折から安土城内の不穏な動きが伝わってきた。光秀の母を見殺しにし、信長を兄と慕う家康の妻や嫡男を殺させるなど、近ごろ常軌を逸した信長を追放しようとの企てが、重臣らによって進められているというのだ。

  • S01E26 史上最大のお歳暮

    • June 30, 1996
    • NHK

    今や秀吉は近江、播磨、但馬など120万石を領する大身となり、多忙を極めていた。そのころ吉乃が病み、信長は常にない心痛ぶりを見せ、千宗易の黒茶わんをたたき割るほど気持が高ぶる。信長が吉乃を背負って安土城の天守に登り、琵琶湖の眺めを望ませていると、秀吉が南蛮渡来の薬を届けに現れた。「初めて夫におぶってもらいました」と微笑む吉乃に胸のつまる思いの秀吉だった。

  • S01E27 三成登場

    • July 7, 1996
    • NHK

    秀吉はふんどしひとつになり、能登七尾城主となった前田利家を祝って踊った。いじらしいほどに秀吉を慕う三成は迷わずに同じ姿となりともに踊るが、そのあまりにも大まじめな踊りに、周囲はうんざりしてしまう。その夜、はるか安土城の上空が不吉な赤色に染まるのが見えた。天下布武のためには僧をも殺す信長には、呪いの祈祷まで行われていて、秀吉は打ち消しながらも信長の前途を案じる。

  • S01E28 高松城水攻め

    • July 14, 1996
    • NHK

    天正10(1582)年5月、秀吉は銭と米で莫大な量の土俵を買い集め、高松城水攻めのための長い堤防を築いている。中国平定戦の要となるこの作戦に、信長は秀吉の活躍がうれしくてならない。それにひきかえ、光秀は家康の接待役を命じられ、吟味を尽くした能や料理も認められず、役を解かれ面目を失う。

  • S01E29 敵は本能寺

    • July 21, 1996
    • NHK

    毛利の領国・備中の要衡ある高松城を水攻めにされ、毛利輝元は秀吉に和議を申し入れた。だが、秀吉は信長に備中への出陣を請うており、その到着前に和睦を結べば信長のしかりを受ける。秀吉は和議の引き延ばしを図り、官兵衛に命じて「城兵の命は助けるが城主の清水宗治は切腹」の条件を突きつけた。輝元は家臣思いで知られ、こんな条件にはとても応じまい、と読んだのである。

  • S01E30 信長、死す

    • July 21, 1996
    • NHK

    天正10(1582)年6月2日早暁、光秀の軍兵は本能寺に殺到した。信長は敵が光秀と知り、「是非に及ばず」と弓矢で応戦、弓の弦が切れると太刀を振るって奮闘する。信長の鬼神のような戦いぶりは明智の兵をたじろがせたが、やがて信長は炎と煙が巻く奥座敷で「人間五十年、下天の内をくらぶれば」と『敦盛』の一節を謡いつつ舞い、太刀で頚動脈をかき切り滝のように落ちる炎に包まれていく。

  • S01E31 天下への道

    • August 11, 1996
    • NHK

    高松城を水攻めにしていた秀吉のもとに、本能寺にて信長死す、の報が入った。秀吉は子どものように泣き叫ぶが、信長の死が伝われば毛利方は一転して反撃に出ることは明らかだ。秀吉は和議を早める一方で、光秀を打つための策を進めていく。そのころ、近江長浜城を抜け出し伊吹山の寺に潜んでいたおねやなかたちは、米俵を背負い訪れた竹阿弥と再会を喜んでいた。

  • S01E32 夢を継ぐ者

    • August 18, 1996
    • NHK

    天正10(1582)年6月6日、秀吉は反逆者、光秀を討つため、毛利の反撃をかわし京都に向けて退却を開始した。秀吉は光秀の知略を恐れていたが、小一郎は「上げ潮じゃあ」と雨中に叫び、秀吉と軍兵を励ます。そのころ光秀は安土城を占拠していたが、頼みにしていた細川藤孝父子が合力を断ってきたと聞き、さすがに暗然となっている。7日、秀吉は姫路城に到着し、湯殿に身を休めた。

  • S01E33 光秀の首

    • August 25, 1996
    • NHK

    京都に軍を返す秀吉は、摂津富田に到着。その陣中に頭を丸めた千宗易が現れ「あなた様の茶頭に」と願い出て秀吉を感激させる。一方、秀吉を迎え撃つべき光秀は早くも辞世を詠み、勇将・斎藤利三を暗然とさせている。丹羽長秀と合流した秀吉は「総大将は丹羽殿に」と発言するが、宗易の「秀吉殿の茶頭になるのは信長様の遺命」という言葉に、総大将は秀吉に決まる。

  • S01E34 女の天下獲り

    • September 1, 1996
    • NHK

    秀吉は中国大返しに続く山崎の合戦で光秀を討ち果たし、威風堂々と清洲城に入った。得意顔の秀吉に、なかとおねは「こういうときに怖ろしいのは、人様の焼もち」と言い、天下を取るためには今は頭を低くしろ、と忠告する。信長の次男・北畠信雄と三男の神戸信孝、筆頭家老の柴田勝家をはじめとする重臣たちが集まり、織田家の跡目を決める評定が始まった。

  • S01E35 美しき刺客

    • September 8, 1996
    • NHK

    秀吉に激しい対立感を抱く勝家は、利家を使者とし、和睦か戦いかと秀吉に迫った。利家は勝家の与力大名であり、長く友情を交わしてきた秀吉との間で苦悩する。勝家は越前・北ノ庄城に妻としてお市を迎え、「サルなど何ほどのことやある、雪解けを待ち全軍をもって攻めつぶしてくれる」と意気を上げていた。が、利家の姿を見たおまつが、秀吉と勝家の戦いをみかんのふさで占うと、「勝者は秀吉」と出る。

  • S01E36 家康VS秀吉

    • September 15, 1996
    • NHK

    今や天下人同然の身となった秀吉だが、三河の徳川家康が立ちはだかっている。家康は筆頭家老・石川数正に天下の名物・初花の茶入れを持参させ、秀吉が織田家の跡目を継いだ祝儀として献上するが、秀吉はそれを家康の秀吉に対する宣戦布告と見抜いていた。このころから、数正は秀吉の大きな人間的魅力に引かれていく。

  • S01E37 天子様の御落胤!?

    • September 22, 1996
    • NHK

    天正13(1585)年春、秀吉は正二位内大臣になった。だが、天下はまだ徳川、北条、伊達、島津など有力大名の争いで揺れている。秀吉は天下統一のために、天子に次ぐ関白の位を得たかったが、関白になるにはそれにふさわしい家柄が必要である。秀長は”秀吉は天子と公家の娘との落とし種”と言い出し、なかたちを驚かす。おねは信長の血を引く茶々を秀吉の側室とし、秀吉の子を産んでほしいと願った。

  • S01E38 黄金の茶室

    • September 29, 1996
    • NHK

    秀吉は関白になったが、家康は相変わらず最大の敵である。そんなとき徳川家筆頭家老石川数正が、秀吉に仕えたいと大坂城に姿を見せた。三成の陰の工作が功を奏したのである。徳川の内情に通じた数正の獲得は有利だが、家康は数正の逆利用を考えていた。利休が本能寺の変を事前に察知しながら、信長に告げなかったことを数正が明らかにすれば、秀吉側に離反や混乱が生ずると期待したのだ。

  • S01E39 かあちゃん、人質

    • October 6, 1996
    • NHK

    秀吉は家康に、妹のさとを妻として送ることで、戦を避けようとした。さとは私情を棄てた夫・仲蔵の説得と秀吉の天下のため、兄の頼みを承知する。旭姫と名を変え徳川へ嫁いださとは「兄・秀吉に臣下の礼をおとりにならねば、豊臣の大軍をもち一人残らず殺されましょう」と言い放ち、さしもの家康もたじたじとなる。

  • S01E40 誘惑

    • October 13, 1996
    • NHK

    所司代に追われる五右衛門が、大坂の淀川に近い長屋におたきとともにひそみ、放浪の歌姫・お鮮の母のうたに涙ぐんでいるころ、なかは自ら人質となり徳川家に入っていた。天正14(1586)年10月26日、なかの母心に打たれた家康はついに上洛、単身で大坂城に入った。

  • S01E41 決別の朝顔

    • October 27, 1996
    • NHK

    天正16(1588)年の7月、秀吉は百姓、町人に対し刀狩り命令を発した。五右衛門とりゅうも役人に刀や槍を没収されたが、「刀狩りは明に攻め込むための武器集めや」とおせんに言われ、怒った五右衛門はおたきやたからと秀吉の居城・大坂城へと乗り込む。秀吉は利休の屋敷で茶々とたま(細川ガラシャ)を対面させた。

  • S01E42 淀の子、誕生

    • November 3, 1996
    • NHK

    秀吉は新しく築城した淀城に入り浸り、淀が産むわが子の誕生を心待ちにしていた。秀長がめまいで倒れ、秀吉が心配しているところに、さとがなかの病気見舞いを許され、徳川家から帰ってきた。一族が喜び合っているとき、三成が五右衛門の子りゅうの死を告げに来た。りゅうは聚楽第の塀に秀吉を風刺する落書きをし、捕吏3人を斬った罪で、京都所司代に処刑されたというのだ。

  • S01E43 花戦さでござる

    • November 10, 1996
    • NHK

    秀吉は淀が産んだ子を鶴松と名づけて、大坂城に入れ、並外れた親ばかぶりを示していた。おねとなかは鶴松に会えず、寂しい思いを味わう。ある夜、五右衛門がなかを襲い、鶴松の居どころを教えろと大刀を抜いた。なかは身を張って教えず、五右衛門は「必ず鶴松は殺してやる!」と叫び姿を消す。天正18(1590)年の正月、おねは小田原の北条家から送られた冬桜数枝を飾り、病むさとを哀れに思い、夫・仲蔵を呼んで再会させた。

  • S01E44 秀長、逝く

    • November 17, 1996
    • NHK

    秀吉は小田原・北条攻めの本陣で、利休の弟子で北条に仕える山上宗二を三成に命じて斬らせた。本能寺の変をそそのかしたのは家康で、利休は変を予知しながら手をこまねいていたと宗二が明かしたことに激怒したのだ。今となっては真相も不確実だが、秀吉は家康に北条の領地でまだ未開の地、関東への転封を命じた。また、弟子を殺されて怒る利休に「筑前」と呼び捨てにされた秀吉は、利休を本陣から退去させる。

  • S01E45 利休切腹

    • November 24, 1996
    • NHK

    天正19(1591)年の初春、大徳寺金毛閣に置かれた利休の木像は天下人・秀吉への命がけの警鐘とうわさされ、その不遜を理由に三成や淀らは、「利休に死を」と秀吉に迫っていた。なかやおねは、利休の死で大陸出兵を主張する三成の動きが活発化し、豊臣家が分裂しはせぬかと憂慮する。秀吉は利休をどう処分すればよいか、食事も喉を通らぬほどに苦悩する。折から淀殿が産んだ世継ぎの鶴松が病み、秀吉の心労は甚だしかった。

  • S01E46 母の悲しみ

    • December 1, 1996
    • NHK

    天正19(1591)年秋、秀吉やなか、おねらの祈りも空しく、豊臣家の世継ぎ・鶴松は3歳で病死。秀吉がひとり鶴松と別れを惜しんで夜が明けたころ、華やかな衣装の五右衛門が現れ、鶴松の遺体を刺そうとする。だがさすがにそうはできず、「鶴松に罪はねぇっ」と叫んで姿を消す。秀吉は有馬の湯に向かい、身と心を休めた。

  • S01E47 かあちゃんの死!

    • December 8, 1996
    • NHK

    秀吉が進める唐陣に強く反対し、なかは家康、黒田如水、利家、関白の秀次を自らの座敷に招くと、唐陣反対の書状に署名血判を求めた。秀次、利家、如水は血判を押すが家康は「太閤殿下を裏切ること」と拒否。なかは「生きてこの座敷を出るか否か」と鋭く家康を追及する。

  • S01E48 五右衛門、釜ゆで

    • December 15, 1996
    • NHK

    おたきが、油の入った大釜で釜ゆでの極刑に処せられることになった。朝鮮に渡った日本軍から送られてきた戦勝の耳の入った壷を盗み、太閤の進める唐陣に逆らったという罪状である。これは、三成が京にはびこりはじめた唐陣への厭戦気分を一掃しようと、見せしめの効果をねらったもので、それとともに、五右衛門一味をおびき寄せようとのたくらみだった。

  • S01E49 夢のまた夢

    • December 22, 1996
    • NHK

    このごろおねの機嫌が悪い。ひたすら夫・秀吉のため尽くしてきた身が、急にはかないものに思えるのだ。秀吉はおねを慰めようと義昭の発案で花見を計画する。おねはおまつや淀の見舞いを受け心を和ませるが、寝所を訪れる夫の顔はいとわしい。文禄4(1595)年春、大坂城大広間に関白秀次をはじめ家康、利家、淀やおまつらが集められ、おねもしぶしぶ姿を見せる。

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