フレンチレストランで働いていた伊賀観(福士蒼汰)は、真面目な性格で営業スマイルができないため、仲間からも客からも全く評価されていなかった。しかし、そんな彼を高く評価する女性が現れる。その謎の女性は黒須仮名子(石原さとみ)。彼女は近々オープンするという自分のフレンチレストランに伊賀をスカウトする。「スタッフに必要なのはオリジナリティー。あなたはいいサービスマンになるわ。きっと」という言葉に心を打たれ、彼女の店で働くことを決意する伊賀。だが、そのレストランは駅からも繁華街からも住宅地からも遠く離れた墓地の中に佇む店で、しかも彼女が集めた従業員は、元・美容師見習いの無邪気なコミドラン・川合太一(志尊淳)、牛丼屋の店長を5年務めていた店長・堤計太郎(勝村政信)、人に言えない秘密を抱えている不運の天才シェフ・小澤幸應(段田安則)、資格取得が趣味の元・銀行員ソムリエ・山縣重臣(岸部一徳)と、小澤以外はフレンチ未経験の素人ばかり。仮名子はなぜそんな彼らを集めたのか?果たして、店は無事にオープンできるのか?
「ロワン・ディシー」の開店からおよそ1カ月。お客といえば、近所の石材店の鱸(田口浩正)くらいで、店内には閑古鳥が鳴いていた。ある日、食事を楽しんだ仮名子(石原さとみ)は、シェフ・小澤(段田安則)をテーブルに呼び「最近の料理にはパンチが足りない」と指摘。実は、小澤は弱気になると味が薄くなる性格で、客が来ないのは自分の料理がおいしくないからだ、と思い悩んでいるのだった。そんな小澤の自信を取り戻そうと、仮名子は従業員たちにお店のチラシを配ることを命令!手書きのチラシを作って客を呼ぼうと団結する。ところが数日後、店は予想外の事態に陥ってしまう。
「ロワン・ディシー」では、店長の堤(勝村政信)が頭を抱えていた。予約の電話を受けたコミドランの川合(志尊淳)が致命的なミスを犯したのだった。その夜、店は予約で満席。フロアが大混乱する中、仮名子(石原さとみ)がアクシデントに見舞われ、伊賀(福士蒼汰)はその対応に追われる。すると、山縣(岸部一徳)が堤と川合を手招きする。山縣が指さした先には、仮名子の席に座る女性の姿が・・・。押しの強いその女性は、伊賀を見るなり「観!!」と親しげに呼ぶ。彼女は伊賀の母・勝代(財前直見)で、伊賀を長崎に連れ戻そうと東京にやってきたのだった。仮名子と勝代は、似た者同士でそれぞれの都合で伊賀を自分のそばに置いておきたいと必死。「ロワン・ディシー」の"サービスの要"伊賀をめぐる、仮名子と勝代の争奪戦が幕を開ける!!
ある日、仮名子(石原さとみ)の元に強面の借金取りが現れる。川合(志尊淳)らが調べると、思いつめた仮名子が従業員全員をクビにしようと計画していることが判明!一同が騒然とする中、仮名子の過去を知る山縣(岸部一徳)は一人不審な行動を取るのだった…。山縣の不審な行動の真相を知った伊賀(福士蒼汰)の決断とは!?どうなるロワン・ディシー!!
有名グルメ雑誌の覆面記者と思われる男が来店するも、ミスを連発してしまったロワン・ディシーメンバー。このままではまずいと、特に、いつまでも成長しない川合(志尊淳)に伊賀(福士蒼汰)はサービスの特訓を行うが、兆しが見えない。そんなとき、アルバイト志望の少年、峰(小関裕太)が店を訪れ、試しに働くことに。川合よりも遥かに仕事ができる峰の登場で、メンバーが川合に下した決断とは…?
以前働いていた牛丼屋の仲間が来店し「戻って来ないか」と誘われた堤(勝村政信)は、自分の気持ちをハッキリさせるためロワン・ディシーの立て直しに挑む。しかし、意見の食い違いで仮名子(石原さとみ)と対立、結果が出なければ辞めると言い出す堤に与えられた時間は1週間。堤の指示で、ホスピタリティー重視で接客に臨む伊賀(福士蒼汰)ら従業員達の前に現れたのはワケありの客(黒川智花)で…。最後に堤が下す決断とは!?
いつもと様子が違うシェフ(段田安則)。今日は憧れの香宮(相武紗季)が来店する日だからだ。ある日、シェフを除いたロワン・ディシーメンバーは、普段からは想像できない香宮の姿を目撃してしまい…一方、お店には常連客の古瀬(加賀まりこ)が来店。かつての大女優と思いこんだ湯浅(丸山智己)は偵察をはじめ…絶妙なコンビネーションで一致団結したロワン・ディシーメンバーは、お客様を守れるか!?
ある夜、山縣(岸部一徳)が険しい表情で一人の客の来店を待っていた。“宿命のライバルだ”というその客を見て、ロワン・ディシーメンバーは唖然。その男は山縣にそっくりだったのだ…。その客の来店をきっかけに山縣は伊賀(福士蒼汰)も巻き込み、お互いのトラウマ克服に挑戦しようと決意。そこで出逢った彦坂(平泉成)も色々ワケありで…。そんな伊賀らにオーナー(石原さとみ)が授けた究極の秘策とは?
オーナー(石原さとみ)不在の1日。振り回されることなく仕事に集中出来るロワン・ディシーメンバーには、立て続けにラッキーな出来事が起こり、幸せを噛みしめていた。その頃、オーナーには不運な出来事ばかりが起こり不機嫌指数がMAXに…。そんな矢先、ある謎の男(白井晃)が来店。難敵に追い詰められたオーナーは人生初のピンチに追い込まれる。さらに、伊賀にも予期せぬ事態が忍び寄り…。
日比野(井上順)と親しくなった伊賀(福士蒼汰)はコンサートのチケットをもらい足を運ぶも、客との距離感をオーナー(石原さとみ)に注意されてしまう。伊賀はオーナーの一言で、自分が成長できていないことに気付き、家族の転勤先のジンバブエに行くことを決意。そんな最中、謎の3人組が来店。仮名子たちに持ちかけてきたとんでもない話とは!?ロワン・ディシーの運命の歯車が狂い始める…!!