ゆっくり寝ていたい日曜日だが、直樹は茉理に叩き起こされる。茉理は直樹が家では実にしまりがないとちひろに話す。しかしそれは心を許しているからだという、ちひろの言葉を聞いてドキドキする茉理であった。 そんな中、茉理は突如プールで足を吊り、おぼれてしまう。すぐに助け出し、躊躇せず人工呼吸をしたのは直樹であった。気を遣って遠慮をするなんて本当の家族じゃないと言う直樹の言葉を、茉理は病室で聞いてしまう。直樹に特別な思いを抱き始めていた茉理も、本当の家族でありたいという直樹の意思に対し、複雑な気持ちが交錯する。