雰囲気が陰気なせいで、小学4年生の頃から"貞子"とあだ名をつけられ怖がられている爽子。だが心の中では、誰とでも仲良くできる同級生・風早のような人になりたいと願っていた。
くじ引きによる席替えで、"貞子"の隣にはなりたくないと騒ぐ同級生たち。そんななか、爽子は風早の言葉に救われる。
"くるみ"と呼ばれているかわいらしい女子生徒が、友達になろうと爽子に近づいてくる。だが、以前から風早と関わりを持つ彼女には、隠れた動機があった。
龍の誕生日プレゼントを買いに行く千鶴。小さい頃から仲のいい2人だが、実は、千鶴は他の人に思いを寄せていた。
もうすぐ冬休み。みんなと一緒にクリスマスパーティーに参加したい爽子だが、両親がその日は家族で過ごすのを楽しみにしていることを知り悩む。
バレンタインデーに、きれいにラッピングした手作りチョコをたくさん学校に持っていく爽子。風早に渡す分も用意していたものの、彼女は緊張のあまり...。
心配して爽子を捜すあやねと千鶴は、風早に言われた言葉に傷ついている彼女を校舎の屋上で見つける。
爽子と風早の関係は順調で、彼女の両親も2人の交際を認めている様子。千鶴は龍に好きな人がいることを知る。
自分の進路について真剣に考え始める面々。いずれ店を継ぎたいと言う風早に、父親は猛反対する。
爽子も自分と同じく教師になりたいと思っていることを知ったくるみは、プライドを捨てて彼女にある頼み事をする。
本気でスポーツトレーナーを目指していることを、父親にわかってもらおうと頑張る風早。爽子は札幌教育大学を受験すべきかどうか考える。
卒業式の後、合格発表を一緒に見に行く爽子とくるみ。全員がそれぞれの夢を追い、自分が決めた道を歩き始める。