ある冬の川辺で三平は奇妙な光景を目にする。それは、ハンマーで石を叩き、その音で眠った魚を気絶させて採るガッチン漁というもの。三平はその使い手、ガン鉄と知り合うが、彼は不慮の事故で右手を失ってしまう。「俺にはまだ左手がある」と気丈に振舞うガン鉄は、三平とともにゼロからの再スタートを経、見事ガッチン漁を再開させる。