村一番の短気者、船頭のモクさんがなんと、それまで見向きもしなかった釣りを始めだした。というのも、渡し舟の下に2メートルほどの魚影を見たからなのだという。釣れないうちは船頭どころじゃないと、はやるモクさんと三平が手を組んだ。草を好んで餌にする外来種、草魚を相手に三平はいかなる手段を講じるのか?