夕方に夜にかけて産卵するアユを引っ掛けて釣る、落ちアユ漁。十五夜の夜半、ススキ川原にやってきた三平は様子のおかしな男達に出会う。見かけこそ釣り人のそれだが、まったく不慣れな様子の男。そして、「ススキ川原の主」と自称する大柄な男。しかしその手元はなにやら心もとない様子。果たして二人の関係は?