加賀美屋の茶会まであと4日、環(宮本信子)は平治(長門裕之)の茶釜をあきらめるが、カツノ(草笛光子)は夏美(比嘉愛未)が茶釜をもらって来ると信じて待つ。一方、平治は夏美に触発されて、茶釜を作る情熱を取り戻す。作業に没頭して出来上がった鉄器は、平治にとって久しぶりに満足のいくものだった。夏美はその茶釜を持って加賀美屋に戻り、「跡継ぎの結婚相手ではなく、一人の仲居として修業させてほしい」と頼み込む。