慶長19(1614)年春、仙台の政宗(渡辺謙)のもとを愛姫(桜田淳子)の母親が訪ね、その後、仙台城に迎えた。江戸にいる愛姫は、母にすぐに会いたいと言うが、政宗は「夏まで待て」と話す。この時期、政宗は、松平忠輝の越後高田城の城普請を見守り、徳川家康の信用回復に努めていた。夏から秋にかけ、豊臣方が家康の画策にのせられて戦闘態勢に入り、11月19日、いよいよ大坂冬の陣の火ぶたが切られた。