慶長6(1601)年、伏見城に上洛した政宗(渡辺謙)は、家康(津川雅彦)から帰国を固く禁じられた。政宗は「いつかは、奥州の王として千代城に陣どり、家康にほえ面をかかせてみせる」と誓う。しかし、翌年、家康は徳川体制を天下に誇示するために、江戸城のまわりに大名屋敷を造り始めた。夢にまで見た千代城を完成させた政宗は、家康に帰国を願い出るが、許されないどころか、家康の命に服して、江戸に下ることになる。