政宗(渡辺謙)の重臣・伊達成実(三浦友和)は、秀吉(勝新太郎)に手なずけられてしまった政宗に「足しげくご機嫌伺いに出入りするのは茶坊主同然」と面と向かって批判、妻・登勢(五大路子)に「侍がいやになった」と言い残し、出奔する。慶長元年、政宗は、従四位下・右近衛権少将に叙せられ、秀吉を伊達屋敷に招いて祝宴を開いた。ところが、秀吉は、この宴席のさ中に突然倒れ、その2年後に波乱の生涯を閉じることになる。