上洛の途中、尾張の清州城で秀吉(勝新太郎)に拝謁した政宗(渡辺謙)は、証拠の密書は偽物であると主張し「密書の鳥をかたどった花押には、目の穴が開いていない。本物ならば針で穴をあけてあるはず」と申し開きをする。これを聞いた秀吉は「政宗逆心の疑いは晴れた」と政宗を許した。このまま上洛するよう命じられた政宗は、白装束に巨大な黄金の<はりつけ柱>をかついで京を行進し、その趣向が秀吉を大いに喜ばせた。