天正17年6月、政宗(渡辺謙)率いる伊達軍と芦名義広(堤真一)率いる芦名軍が、奥州の覇権を賭けて磐梯山麓の摺上原(すりあげはら)で激突した。午前中は、芦名軍が伊達の先陣・猪苗代軍と、第二陣・片倉小十郎(西郷輝彦)隊を破り、優勢であった。しかし、芦名勢内部で内輪もめが起こり形勢は逆転、戦いは伊達軍の圧勝に終わる。会津の武将たちは伊達に続々と降伏し、政宗は奥州の覇権の象徴・黒川城入城を果たすのだった。