天正17年4月、伊達政宗(渡辺謙)は奥州平定を急ぎ、阿子ヶ島城、高玉城を全滅させ、相馬、岩城にけん制の一撃を浴びせる。政宗の陽動作戦は的中し、芦名軍は政宗を迎え討つべく須賀川へ大軍を繰り出した。5月末、政宗は、芦名の重鎮・猪苗代盛国に謀反を起こさせる。芦名軍は、盛国討伐のために急きょ北上。政宗は、盛国をおとりにして、芦名単独の軍勢をおびき出すことに成功し、奥州の覇権を賭けた決戦に臨むことになる。