天正16年6月、政宗(渡辺謙)は、郡山で佐竹・芦名らの連合軍と対じしていた。政宗は、母・お東の方(岩下志麻)の兄である最上義光(原田芳雄)と和睦し、最上の軍勢を郡山に投入すべく、母に和睦の段取りを頼む。しかし和睦の交渉は難航し、伊達、最上の両軍は国境の中山峠をはさみ、一触即発の状態に。お東の方は、自らよろいを身にまとって中山峠に駆けつけ、両軍の間に居座り、命懸けで両者を和睦させようとするのだった。