天正12(1584)年、藤次郎政宗(渡辺謙)は、伊達家17代当主となる。側衆には伊達成実(しげざね・三浦友和)、片倉小十郎(西郷輝彦)、鬼庭綱元(村田雄浩)らが選ばれ、家中の若返りが図られた。近隣諸国からは、続々と祝儀の使者がやって来た。そして、まだ若き19歳の政宗は、東北で最大最強の芦名家に敢然と戦いを挑む。壮挙というべきか、無謀というべきか、まさに政宗の器量を問う合戦であった。