事務所の壁に塗り込められている死体のあかねがネウロらの新しい仲間になった。一方、弥子は叶絵に誘われ、話題の芸人・満腹太郎のお弁当付きライブに行った。ネウロは、そのライブには何やら『謎』の臭いを感じていた。 ライブ会場の入口では、広告通り、来場者全員に弥子も知っている『まんぷく亭』の弁当が配られた。『まんぷく亭』が満腹太郎の実家だと知った弥子は、すぐさまもらったばかりの弁当を平らげ、叶絵の分までもらう。満腹太郎のネタ作りは、全て、元お笑い芸人で現在太郎の照明スタッフをしている堂々ワタルという男が手掛けていると叶絵が教えてくれた。その堂々の不気味な顔を偶然見た弥子は、思わず身を固くする。 弥子が叶絵の分の弁当を食べ終えると、満腹太郎のお笑いライブが始まった。幕が上がると、色とりどりの照明やレーザー光線が飛び交い、ライブを盛り上げる。弁当を食べながら狂ったように笑う観客たち。ところが、その観客の何人かが突然倒れ込み、あちこちから悲鳴が上がったため、ライブは急きょ中止になった。そして、救急車が到着し、死者が出る騒ぎになった。 現場の調査を行った笹塚と石垣は、死因が配られた弁当による食中毒と発表。関係者から事情を聞いた笹塚たちは、満腹太郎の両親がライブを盛り上げるため、弁当の中にワライダケを入れたことを突き止めた。 だが、ネウロはワライダケに人を死なせる程の毒性がないという。被害者がライブの開演後に毒を盛られたと推理。つまり、犯人は照明ブースから一歩も外に出なかった堂々だト推理したネウロは、その手口を明かして――。