美夏がロボットであるという事実を知った学園理事会から、突如、彼女を退学処分にするという決定が下された。それが世間体を重んじる彼らの保身のための結論であることは、誰の目にも明らかだった。美夏を友達と認めた学生たちはその決定に猛反発するも、受け入れられない。そこで彼らは全校をあげて授業をボイコットし、抗議を続けることに。だが、当の美夏はその様子を見て表情を曇らせる。自分のためにここまでしてくれるのは嬉しい。しかし、さくらよりも権限が上の理事会が相手では、決定が覆らないことはもちろん、ボイコットした学生たちも処分されかねないと思ったのだ。ボイコットをやめてほしいという気持ちをみんなに伝えるため、彼女は義之たちの協力で、放送室のマイクを通して呼びかける。「あと3日間だけ学園生活を送らせてほしい」という最後の願いとともに……。
それを聞いた学生たちが、一斉に頭を下げて教師たちに懇願したことで、美夏の思いは理事会にも伝わり、彼女は残り3日間の学園生活を過ごすことができた。そして最終日の授業を終えた彼女は、義之とともにこれまでの出来事を振り返る。そのとき、義之に小恋から連絡が入った。なんでも、美夏を連れてある場所へ来てほしいという。言われるがまま、そこへ向かった2人が見たものは……。