学園で美夏の騒動が途絶えることはない中で、義之たちは依然として、有効な対処法を見つけられずにいた。それでも義之は、自分のできることをしようと、バンドの練習をしばらく休みにして、今まで以上に美夏の力になることを決意する。そんなとき、さくらがひとつの提案をもちかけた。問題が解決するまで、美夏を芳乃家に居候させるというのだ。それを聞いた美夏は、迷惑をかけられないと遠慮するも、義之や由夢たちの勧めもあり、彼らとともに暮らすことに。だが肝心の事態は、義之たちのクラス委員長で、ある理由でロボットを嫌っている沢井麻耶によって、さらに悪化の一途をたどろうとしていた……。
一方、小恋は義之と心が離れたままの現状を変えるため、美夏の問題解決に協力し、彼の力になろうとする。しかし義之は、その申し出を断った。それは、美夏に味方する小恋まで学生たちに敵視され、危険な目に遭うのを防ごうという彼の気遣いによるものだった。しかし逆に、彼のことを思うがゆえの葛藤も小恋の心に生まれていた。そして、あっという間に大きくなったその感情により、苦しさで押しつぶされそうになった彼女は、つい学校も休んでしまうことに。小恋の心を支配する思いとはいったい何なのか。そして、彼女は立ち直ることができるのだろうか……!?