蝶子(古村比呂)が質屋通いをしていることは、たちまち知人たちの耳に入る。国松連平(春風亭小朝)は要(世良公則)を銀座のカフェに呼び出し、仕事を選んでいる場合なのかと問い詰めるが、要は聞く耳を持たない。だが、野々村泰輔(前田吟)から蝶子が質屋に出入りしていることを教えられ、出産を間近に控えた妊婦に心の不安を強いることは良くないと知った要は、今まで断っていた仕事を引き受けることにする。