蝶子(古村比呂)の叔父・泰輔(川谷拓三)の元に、映画館の楽士・国松連平(春風亭小朝)が、例のバイオリニスト・岩崎要(世良公則)を連れてきて、しばらく泰輔のところに匿ってほしいと頼み込む。岩崎は男女トラブルに巻き込まれているのだという。岩崎を女の敵と嫌う蝶子だったが、時折岩崎の部屋から聞こえてくるバイオリンの美しい音色に惹かれていく。岩崎も蝶子の歌声をいい声だと褒めるのだが…