江戸の町を騒がせている茂照の隠し子騒動。瓦版がでっち上げたでたらめかと思いきや、真実だった!しかし、子どもに対して「二度と会いたくない」と語る茂照に、伴四郎は怒りをあらわにする。どんな状況で別れたにしろ、親が子どもに愛情を持たないなんて信じられないのだった。そのころ、茂照を快く思っていない藩の重役衆が消す目的で本格的に隠し子を亡き者にしようと探し始めていた。そんな中、伴四郎はひょんなことから、殿の隠し子の正体を知る。 思いもよらないその驚きの人物とは...。