ある日、伴四郎は茂照から立石藩への遣いを頼まれる。近々、藩対抗の相撲大会が行われるため、相手藩の力士を偵察に行って欲しいというのだった。偵察先で伴四郎は、非力な力士・小車と出会う。自分が藩の代表力士になる!と、言い張る小車だが、どう考えても無謀に思える。しかし、彼が代表にこだわるのには、ある理由が隠されていた。その理由を知った伴四郎は、相手藩の力士だと分かりながらも小車を応援したい、と思うが…。