訓練をつんで日々着々と成長していく女子部だったが、体力的に及ばない櫻舞湖だけはおくれをとっていた。それでも諦めたくないと、舞湖は無理をしてまで訓練を続けようとする。それには理由があった。自身が宇宙漁師を目指すことになった本当の目的である“秘密”の真相を突き止めるためだ。果たして“秘密”とは……?
ついに女子部が揃って宇宙漁へ出発することに。漁は三人一組で行う。Aチームはリーダーに波乃、そして真と舞湖。Bチームは春とルビー、リーダーには薪真紀子が任命された。ところが、真紀子はリーダーを辞任したいと申し出る。傷つきたくないからすぐに逃げ出す、と鳴海に本心を見透かされた真紀子は何も反論できず……。
女子部の密着ドキュメンタリーを撮りたいとTV局から依頼がきた。みんなの頑張りを知ってもらうには絶好のチャンスだ。くじ引きの結果、密着されるのは春と村上波乃に決定。しかし、お互いの相性は最悪なうえ、波乃は人前で自然に笑うのが大の苦手だった。この凸凹コンビで無事に撮影を終えることはできるのだろうか!?
女子部に夏休みが与えられた。とはいっても、短い期間。ホームシック気味のルビー・安曇はカリフォルニアへの帰郷が叶わず、頬をふくらませる。すると春が、因島の実家へ帰る波乃について行こうと言いだした。この時期は、お祭りに打上げ花火、カラオケ大会と大賑わいらしい。落ち込むルビーも誘って、みんなは船で因島へ!
漁の最中にアクシデントが発生。行方不明中の兄が頭をよぎったのか、ウミネコの残骸を発見した舞湖の単独行動が原因だった。今回の騒動は水産省に報告されるだろうと、狸穴はため息をつく。厳しい処分、あるいは女子部の解散もありえる……責任を感じた舞湖はみんなに書置きをのこす。『秋田に帰らせていただきます』と。
6年前に起きた事故の真相を確かめるため、真紀子はひとりで水産省へ。待っていたのは真紀子の父親で宇宙漁開発の立役者、薪新吾だった。一方その頃、尾道宇宙センターに緊急警報が鳴り響く。原因不明のトラブルで99号イケスに風祭と鍵谷が取り残されたのだ。通信も途絶えてしまった今、救出に向かえるのは……。
女子部は水産省の厳しい目をかいくぐって99号イケスへ向かうが、凶暴なドクロカジキによって行く手を阻まれてしまう。風祭と鍵谷を助けるためには、全員のフルパワーを集めて神激スプラッシュを放つしかない! しかし、実践での経験はゼロだ……果たして、ドクロカジキを倒して全員無事に帰ることはできるのだろうか!?