ドラマディレクターの田窪優太(井之脇海)は仕事に追われ食事もおざなりな日々を送っていた。そんな中、高校時代の友人・蒔田葵(草川拓弥)から飲みに誘われる。そこには、同じく高校時代の友人・佐藤耕助(金子大地)もいた。帰り際、耕助はほとんど料理に手をつけなかった優太のことが気になり…。ある日、優太は仕事で感情が溢れ、帰り道で動けなくなってしまう。すると耕助から晩ご飯の誘いがあり、優太は耕助の家へ向かう。
晩ご飯を一緒に食べる“晩活”を始めた優太(井之脇海)と耕助(金子大地)。約束の時間より少し早く仕事を終えた優太は、今夜の晩活に心踊らせながら、耕助を迎えに職場であるレストランを訪れる。しかし、耕助の姿は見当たらず…。 約束の時間が来て耕助の家に向かうと、いつも通り耕助が待っていた。優太は耕助に仕事のことを無理に尋ねる必要はないと自身に言い聞かせるが、どうしても気になってしまうのであった。
次から次へと降ってくる仕事に追われ、貧乏ゆすりが止まらない優太(井之脇海)。そんな時、耕助(金子大地)から晩ご飯を一緒に食べる”晩活”の誘いを受けてほっとしたように顔がほころぶ。一方、葵(草川拓弥)はマッチングアプリでマッチした女性と食事をするが、空回りしてしまい…。帰り道、ふと結婚していた時の記憶がよみがえった葵は、いたたまれなくなり優太と耕助の晩活に参加することを決意する。
優太(井之脇海)は、同期のプロデューサー・上野ゆい(穂志もえか)が企画したドラマの打ち合わせに参加していた。上野は、先輩のヒットディレクター・木山(石田卓也)や脚本家らと演出について意見が合わず孤立しそうになってしまう。その上、多忙で食事もまともにとれていない上野のことが優太は気がかりで…。そんな中、部屋着&ボサボサ頭で歩く耕助(金子大地)と偶然会い、葵(草川拓弥)も呼んで晩活が行われる。
優太(井之脇海)は木山(石田卓也)に誘われ、上野(穂志もえか)と3人で昼食を食べることに。その時に木山に言われたある一言が、ずっと心に引っかかっていた。加えて、企画書の提出期限が迫る中なかなか企画が思いつかず、耕助(金子大地)や葵(草川拓弥)からの晩活の連絡にも返事を返せずにいた。一方、耕助は、カウンセラーと話していく中で自分自身の心の変化を自覚して…。
優太(井之脇海)と上野(穂志もえか)が出席しているドラマの美術打ち合わせでは誰も顔を上げておらず、視線は台本やパソコンばかり。人としての関わり合いを感じられなくなってきた優太は、耕助(金子大地)と葵(草川拓弥)の顔がふと頭に浮かぶ。一方、今夜の晩活のためにスーパーの特売に向かった耕助と葵。帰り道、荷物を持ちきれず困っている高齢の男性・亀井(渡辺哲)を見かけた2人は、手を差し伸べるのであった。
仕事に忙殺され続け、部屋を綺麗にしたいものの中々手をつけられずにいた優太(井之脇海)は、耕助(金子大地)の薦めでハウスキーパーに頼ることを決心する。一方、耕助は料理人時代の同僚・池岡(伊島空)から久々に連絡をもらい、再び会うことに。その頃、葵(草川拓弥)は離婚した元妻から連絡があり…。晩活を通して帰る場所が出来た3人は、それぞれが抱えた問題と向き合い始めるのであった。
「一緒に働いていても、心の中とかその人の本当の事なんて何も知らない」晩活中に発した葵(草川拓弥)の言葉で、優太(井之脇海)は木山(石田卓也)が昔、現場で揉めそうになった時にフォローしてくれた事を思い出す。そこで、周りにイエスマンしかおらず、孤独に見える今の木山を優太はご飯に誘うのであった。一方、耕助(金子大地)は以前から気になっていた食堂を訪れる。扉には『後継者募集』という張り紙があり…。