首都新聞社会部のエース秋葉隼介(玉木宏)は突如、文化部将棋担当へ異動を命じられた。己しか信じない秋葉は孤立していたのだ。さらに恋人の恵子(比嘉愛未)にも別れを切り出されてしまう。静(野々すみ花)が営む小料理屋でやけ酒を飲む秋葉に突如、大阪弁の真田信繁(上地雄輔)が絡んでくる。いきなりけんかを始める2人だが、何の因果か、同居することになってしまう。真田はかつてプロ棋士になれず、師匠・千田(近藤正臣)の元を逃げ出した男だった。だが、今再び、プロに挑戦するために戻ってきたのだ。最初は迷惑でしかたなかった真田の情熱を目の当たりにした秋葉は、徐々に将棋の世界にひかれだしていく。