ウドの街の深夜、ひとときの安息を味わっているキリコたち。だが、静寂は爆音と硝煙の匂いによって破られた。キリコたちの存在に手を焼いたイスクイが、徹底的な掃討作戦を開始したのである。絶体絶命の窮地の中、味方の生き血を吸っても生き延びるというレッドショルダーの逸話を語るゴウト。執拗な攻撃に諦めかけた三人を叱咤して、キリコはなんとか包囲下のアジトからの脱出を成功させる。しかし、キリコは追われる理由を話し、素体の正体を確かめるまでは街を離れたくないと言い残し、去っていく。 やがて、バトリング場に潜り込んだキリコは、一人でATの改造を始める。そこへ、ゴウトらもやってきて手伝いはじめた。キリコが組み上げた機体はスコープドッグに重武装を搭載したものだったが、バニラがレッドショルダーにあやかって左肩を赤く塗りあげる。その機体を見たキリコは、本来のレッドショルダーなら染まっているのは右肩で、もっと暗い血の色の赤であることを告げる。一目でマーキングの違いを指摘したキリコが、レッドショルダーあがりであることに気づくゴウトたち。三人は頼もしい味方を得たと喜ぶが、キリコ自身にとって己がレッドショルダーであったことは、忌まわしい過去以外の何ものでもなかった。 そこへ、通報によってキリコの居場所を突き止めた治安警察による、一斉攻撃が始まった。
Name | Type | Role | |
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Sōji Yoshikawa | Writer | ||
Ami Tomobuki | Director |