プロトワンのATに倒されたキリコは、またも治安警察の手に落ちてしまった。その一方で、三十億ギルダンの金貨を手にして舞い上がるゴウトとバニラ。しかし、キリコを置き去りにしてきたことを聞き、ココナが怒りだす。そこへ現れた治安警察のヘリを奪取した三人は、通信機からキリコ護送の報を聞く。キリコを助けに行くと主張するココナの剣幕に、ゴウトとバニラも渋々従う。だが、護送車を襲撃するもからくも、救出することは叶わなかった。 ゴウトとバニラはやることはやったとキリコのことを諦めようとするが、ココナは認めない。そして、金貨を使ってウドの街が混乱に陥った隙に、キリコを助け出そうと言い出した。半ばヤケになったゴウトとバニラはヘリから三十億ギルダン分の金貨を盛大にばらまいた。老いも若きも金貨に群がり、治安警察の署員ですらも職務を放棄して、拾い出した。その混乱に乗じて、なんとかキリコを救い出す三人。 「おかげで助かった」と口にするキリコに、三人は「仲間だから」と答える。キリコの胸は暖かいものに満たされるのだった。
Name | Type | Role | |
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Jinzō Toriumi | Writer | ||
Mitsuko Kase | Director |