超人気セクシー作家・瀬能セリ(北川弘美) のデビュー作「ハレルヤ」 出版サイン会に、 怪しげな雰囲気の女・豪田珠美(片桐はいり) が乱入しセリの顔を殴打、 傷害罪で起訴された。 警察から武田(伊藤英明) に指名で弁護依頼が入り、 早速九頭(豊川悦司) と共に面会に出かけた。 だが、 面会室に現われた珠美の言動と風貌に唖然! さらに、 以前に武田の元へ届いていたファンレターが、 珠美からのものだったことが判明し武田は困惑を隠せなかった。 現場には目撃者も多く明らかに有罪と思われる珠美に、 きちんと謝罪をして示談を取り付ければ執行猶予になる可能性があると進めるが、 珠美は、 瀬能セリを著作権侵害で告訴して欲しいと言い出した。
ある高校の体育館で女子高生・猪狩蕾(小町桃子) が殺された。 しかも、 彼女は妊娠していたのだ。 まもなく、 蕾と交際していた山村真介(斉藤慶太) が容疑者として連行された。 国選弁護の依頼が白石事務所にあり、 九頭(豊川悦司) と武田(伊藤英明) コンビが担当することになった。 これは、 武田が初めて担当する大事件だった。 だが、 無実を主張する山村の証言はあやふや、 おまけにふざけた態度で言い逃れようとしているとしか思えない武田は弁護方針を決めかねていた。 そんな中、 九頭は担当している別件の公判資料と称しアダルトビデオを見て大騒ぎ、 九頭の不謹慎な態度が理解出来ない武田は、 ヤケ酒を飲みながらコンビを組むのは金輪際御免だ! 白石所長に直談判すると徹子(高島礼子) に言い放つ。
ガンで死んだ羽根田仁(高橋元太郎) の遺族のところへ、 高井霧子(三浦理恵子) という女性が現れた。 彼女は、 亡くなった羽根田直筆の遺言書を持っており、 その遺言書には「遺産の中から五百万円を霧子に遺贈する」 と書かれていた。 家族から遺産を渡すつもりはないと突っぱねられた霧子は、 遺族に遺産を支払うよう裁判所に訴えたいと白石弁護士事務所に相談に来る。 九頭(豊川悦司) と武田(伊藤英明) が話を聞いてみると、 霧子と羽根田はデートクラブで知り合い一夜限りの関係で、 しかも、 羽根田はガンで余命いくばくもない身の上だったというのだ。 武田は、 売春ではないかと聞くが、 霧子はお互い夫や妻を亡くしているので恋愛関係だと言い張る。 だが、 彼女には多額の借金があり、 武田には納得できないことばかりだった。