橋田は経営する予備校の校長だった江口虎雄を、利用価値がなくなったと判断し、解任した。一方、元子は梅村を手に入れようとし、仲居・すみ江に内情を探るよう依頼する。安島は橋田との付き合いをやめ、元子を歌舞伎見物に誘う。元子は梅村乗っ取りの話を尋ねるが、安島にはその気がなく、橋田の方が狙っているのではと疑う。その夜、すみ江から梅村の女将が橋田と組んで料亭を売ろうとしていることを知る。