巨大な体に不釣り合いな、丸くつぶらな瞳。水槽内をユーモラスにゆったりと漂う姿。見つめていると非現実的な感覚にとらわれる不思議な生き物、マンボウ。 横浜・八景島では、現時点で日本最大級1.8mのマンボウが飼育・展示されている。それを目当てに、多くの見物客が、せわしない浮き世のことをいっときでも忘れたいと全国から押し寄せる。巨大なマンボウを前に人は何を思い、語るのか。マンボウ越しに見た現代ニッポンの姿。