「伊勢の海女の 朝な夕なに潜(かづ)くといふ 鮑の貝の 片思にして」。万葉集にも歌われるほど歴史ある伊勢志摩の海女漁。最盛期を迎える今、海女たちが狙うのはもちろん、特大のアワビです!水深5、6メートルへ一気に潜り、海面に上がるまでの約30秒…。海女と海との真剣勝負です。志摩でも屈指の和具漁港では、水揚げしたアワビの仕分けの真っ最中。ところで、アワビには黒と白があります。黒と白では味や食感に違いがあり、特に旨みが強く数が少ない黒は貴重とされています。