熊野詣をはじめとする、西国巡礼の要所として栄えた和歌山県・那智勝浦。そんな町の目玉は、延縄漁による水揚げ高日本一を誇るマグロ!黒潮に乗って日本近海にやってくる冬場は、脂が乗り、鮮度も抜群です。中でも水揚げの多いビンチョウマグロは、町の名物。そんな那智勝浦の町中で見かけるのが、「マグロ無人販売所」の文字…。ビンチョウの刺身からネギトロなど、全て200円で揃います。地元客はもちろん、県外からも客がやってくる、その訳は?そして産地ならではの漁師料理を漁師の妻・北郡さんに作って頂きます。そこには、遠洋漁業で家を空けることの多かった夫との、再会の喜びが詰まった特別な料理がありました。今回は、関西ならではのマグロの食文化に迫ります。